
こんにちは。
お話の前に、お願いしたいことがあります。
このブログでは、たくさんの作品や作者を紹介しています。
紹介している作者の方々に、不必要な負担をかけることのないように、お願いします。
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「聖徳太子は〜である」
この話は、今回でひとまず終わりにします。
もちろん、「あとがき」はあります😸
🦢布留と物部
3月に投稿した「卑弥呼のお墓がいっぱい」に載せた地図です。
西山古墳から高橋山に線を引きました。
布留山を横切っています。
すぐ近くに「布留の高橋」があります。

物部氏の総氏神として知られる、日本最古の神社の一つ「石上神宮(いそのかみじんぐう)」
ここには布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)をはじめとする三柱が祀られており、鎮座する地名も「布留町」です。
武と祭祀を一体で担った一族・物部氏(代表人物は物部守屋)。
一般的には「仏教の受け入れに反対し、古来の日本の神を重視した(廃仏派)」とされていますが、物部氏が滅びた後も、この石上神宮は現代まで残り続けました。
布留山、布留川、布留町、そして布留社。
なぜ、これほどまでに「布留(ふる)」の地が重要視されたのでしょうか。
「ふる」は、「古(ふる)」に通じます。
以前ブログで「古はミシャグチを表す」と書きました。
物部氏の拠点である『布留(ふる)』が、古代から続く謎の土着神『ミシャグチ(古)』と音が重なるのは、偶然ではない気がしています。

🤝繋がる「御室」
🐍みもろ
三輪山(みわやま)は、三諸山(みもろ・みむろやま)といいます。
「みもろ」の言葉の意味は、神々の鎮座する神聖な場所という意味があります。
みもろ・みむろは、「聞いたことあるな〜」と思っていたら、諏訪の神事でした。
🐍みむろ
諏訪大社(前宮)で行われていた
御室神事(みむろしんじ)
冬の期間(旧暦12月22日から翌年3月まで)に土中に「御室」と呼ばれる竪穴式の空間をつくります。
そこに現人神である大祝(おおほうり)や神官たちが籠もって、諏訪明神の象徴とされる「ミシャグジ神」や「蛇体(ソソウ神)」とともに冬を越すという、非常に神秘的で重要な儀式でした。
諏訪明神、大神神社、ともに 蛇神です🐍
この「みむろ/おむろ」の名を持つ聖地をめぐると、不思議な共通点が見えてきます。
⛩️みむろの神社仏閣
✤三室戸寺(京都府宇治市莵道)
本尊は33年に一度(または天皇陛下御即位の年)にしか開帳されない秘仏・二臂千手観音。
広大な庭園にツツジやアジサイ、ハスが咲き誇る「花の寺」として有名ですが、ここには「宇賀神(うがじん)」様も祀られています。
頭は人間の老翁、体は白蛇の姿をした、蛇の神様です🐍

次は、「おむろ」です。
🐍おむろ
✤仁和寺(にんなじ)
真言宗御室派の総本山
「御室(おむろ)」は、京都府京都市右京区にある地名。
本尊は、阿弥陀三尊像です。
仁和寺は宇多天皇が888年に創建した寺院で、世界遺産に登録されています。
🧑💻先日、御室桜をテレビで見たばかりです📺️(注︰春頃の話です)
見事な 桜🌸でいつか行ってみたいです🚅
✤冨士御室浅間神社
(ふじおむろせんげんじんじゃ)
富士山最古の社であり、山岳信仰の拠点。武田信玄公から厚い崇敬を受けた神社です。
主祭神は、木花咲耶姫命。
「小室浅間神社」から「冨士御室浅間神社」へと改称しています。
富士山の「火山」の神である一方、「雪解け水」や「湧水」を司る水神としての側面もお持ちです。

✤賀茂神社
(上賀茂神社・下鴨神社)
京都の最古級の神社に伝わる
「御室(おむろ)」信仰
✤上賀茂神社(かみがも)
(正式:賀茂別雷神社)
【 主祭神 】
賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)
✤下鴨神社(しもがも)
(正式:賀茂御祖神社)
【 主祭神 】
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
玉依姫命(たまよりひめのみこと)
ここでいう「御室信仰」とは、神や聖なる存在が“こもる・宿る場所”への信仰のこと。
特に、水・雷・農耕・再生の神が「降りてくる場所(依代)」としての思想が強いのが特徴です。
💠ミツハとの繋がり
下鴨神社の「御手洗池(みたらしいけ)」は、水の浄化を象徴する聖地です。
賀茂の神々は、水の神である
ミツハ(弥都波能売神・
ミヅハノメノカミ)
と系譜的・信仰的に深く関わっています。
💠葵の儀式
賀茂神社の祭礼「葵祭」では、社殿や供奉者(ぐぶしゃ)の衣冠を葵の葉で飾りますが、これは神を迎えるための「依代(よりしろ)」としての意味があります。
💠「御室(おむろ)」という共通の聖域名
神社や寺院の名前に共通して
「おむろ(三諸・御室・三室)」が含まれています。
これらの女神たちは、いずれも
「山や水の聖域(御室)」に宿る霊威として信仰されてきました。
葵祭

☘️水の神 みつは
こうして見ていくと、「御室」に縁のある女神たちは、驚くほど「水」に深く関わっています。
💠ミツハ: 直接的に「水の神」そのものです。ミツハは灌漑や祈雨の神。
※灌漑(かんがい)
人工的に農地へ水を供給すること
💠川上姫:川の源流を司る女神。
💠木花咲耶姫命: 火山の神である一方、
「富士山の雪解け水」や「湧水」を司る水神としての側面もある。
💠豊玉姫:海の神(海神の娘)であり、こちらも水に関わる。
💠淀姫:地域の水害除けや農業神として深く信仰され、一説には豊玉姫や川上姫と同一視されることもある。
🤱「安産・子授け」の守護神
どの女神も、女性のライフサイクルに寄り添う信仰を持っています。
サクヤヒメ・トヨタマヒメ
神話の中で「出産」のシーンが象徴的に描かれており、安産の神として全国で祀られている。
ミツハ・川上姫
水は生命の源であることから、転じて「安産」や「子宝」の神として、水神を祀る神社(丹生川上神社や貴船神社など)で祈願の対象となる。
『みむろ(御室)』という神聖な空間に籠もり、水の神(ミツハ)や蛇神の力によって、生命が新しく再生する。
だからこそ、これらの女神たちは『安産』や『子授け』の守護神としても信仰されたのかもしれません。
☘️葵の御紋に
込められた願い
徳川家の「三つ葉葵」のルーツは、賀茂神社の神紋である「二葉葵」にあります。
暴れ川の多かった日本において「水の流れ」を制御し、国家を安泰に保つことは、統治者である徳川家にとって最重要事項でした。
「御室(神の宿る場所)」という信仰形態と、「水を司る女神たちの霊力」を葵の紋(賀茂信仰)が代表して象徴しています。
「葵の御紋」には、水の女神たちが司る「命の源」や「土地の力」を宿したいという願いが込められていました。

参考資料:
石上神宮HP
三室戸寺HP
仁和寺HP
冨士御室浅間神社HP
Wikipedia
AI